【2019年12月21日】東京オリンピックに見る元システム営業の視点 第2部 No30

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こんばんは、i-consulting officeの田中です。
昨日は東京オリンピックについて書きましたが、今日はその続きを書いてみたいと
思います。

・親会社(IOC国際オリンピック委員会)
・子会社(日本のオリンピック委員会もしくは日本)
・システム(オリンピック)を受注したA社(東京都)
・もうひとつの受注会社B社(北海道)
こんな感じで書いてみたいと思います。
※あくまで私の妄想です。東京都及び北海道を馬鹿にしているつもりはありませんが
不快な表現がありましたら、申し訳ありません。

突然の親会社(IOC)からの命令

親会社(IOC)
「あのさー、子会社(JOC)&A社(東京都)。突然だけどプログラムの一部
(マラソン・競歩)を別の会社に任せようと思うんだよね。どう?」
子会社(JOC)・A社(東京都)
「え?いきなりですか?誰もそんな話聞いてないんですけど、
どうしてそうなるんですか?」
親会社(IOC)
「だってさー、あそこのプログラム(マラソン・競歩)だけは、
A社(東京都)だけに任せるのは生産性(暑い)が悪いし大変だと思うんだよね。」
A社(東京都)
「いや、生産性をあげる(暑さ対策)ために、早朝出勤(朝5時スタート)にしたり、
社内の環境も整備したり(暑さ対策のための道路整備)もしておりまして、
そちらにかなりの予算も使ったりしてるんですけど
親会社(IOC)
「いやー、ごめんごめん、それは聞いてたけどさー、マジこれ決まりだから。
どうしようもないから、OK?」
子会社(JOC)
「・・・というわけで、親会社(IOC)には逆らえませんので・・・」
A社社長(小池社長)
ぜっっったい、許せん!全部当社に任せるっていうたやないかい!
なんでいきなり、相談もなく変更なのか?こっちはそのために、
プロジェクトの人員も開発環境も用意しとるっつーの!親会社(IOC)と
話がしたい!」
+A社(東京都)の質問
「ちなみに、この部分のプログラム(マラソン・競歩)を受注するのはどこですか?」
親会社(IOC)
「あ、そうだ。まだ向こうには話してないけどB社(北海道)ね」
B社(北海道)
「え?聞いてないよ。」
子会社(IOC)+A社(東京都)
「そもそも、この新システム(マラソン・競歩)を使う人(観客)も
採用(チケット販売)決めちゃってるんだけど・・・」
親会社(IOC)
「大丈夫だって!なんとかしてよ。採用権限(チケット販売)はそっちじゃん。
俺ら(IOC)は子会社(JOC)が儲かればその一部をもらうだけだしさ。ぶっちゃけ、
A社が開発しようがB社が開発しようが子会社が儲かったらそれでいいのよ。」
子会社(IOC)森社長
「それもそうか!」

・・・A社社長(小池社長)が親会社と会合を持つも覆せなかった。

そして、B社(北海道)に決まった・・・。

ところかわってB社では、

B社(北海道)以下B社内の会話
「・・・ザワ、ザワ・・・」
社員1
「知ってるか?あの噂のシステム(オリンピック)の一部(マラソン・競歩)を
うち(北海道)がやることになったらしいぜ」
社員2
「え、結構大型の受注じゃないですか?しかもいきなりすぎません?
仕様(コース)も知りませんよ?
社員1
「なんでも、A社(東京都)だけでは生産性(暑さ)が悪いらしくて、
海外から注文が直接きてるらしいよ。やりたいことは決まっているから、
仕様(コース)とかはある程度こっちで決めるらしいよ。」
社員3
「基本的なことはわかっているから、前回あそこで使った仕様(コース)の
流用でいいとは思いますけど、生産性(暑さ)はあまり変わらない気が
するんですけどねー。」
社員1
「外国の人から見たら違うんじゃないの?俺も知らんけど。
とにかく、でかいプロジェクトだし納期(開催時期)も決まっているから
がんばりましょ」
社員2、3
「はーい、ま、こっちはラッキーと思ってもいいのかな?売上(観光客収入)
上がるし。
でも、そんな簡単に準備できるんかな?人も足りるんかね?」
社員4
「あ、そうだその時期って他のプロジェクト(札幌大通りビアガーデン)の
リリース時期じゃなかった?」
社員 1,2,3,4
「どうすんの?発注者(IOC)何も考えてなくね?」
親会社(IOC)
「まぁまぁ、それはそっちで考えてよ。うち(IOC)から仕事(オリンピック)
もらえるなんて、名誉だよ、名誉。一生に一度あるかないかだよ。わかる?
だって、俺たちグローバル企業(IOC)だよ?」
B社(北海道)
「やるしかないか・・・。」

第2部 東京オリンピックのマラソン・競歩が違う場所に変わったという話を
システム会社に例えたらこんな感じになるのかなと思って書きました。
テーマは親会社の横暴!
親会社の気まぐれに振り回される子会社と受注したベンダーというイメージです。
これに近いことは私も経験したことがあったような・・・(遠い目)
A社(東京都)が自分の会社だとしたら、たまったもんじゃないよねという話です。
あ、意外にB社もたまったもんじゃないような気がします。
というわけで、本日のブログは以上です。ありがとうございます。