【2019年11月14日】庭師にコンサルタントの在り方を見てしまった日

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こんばんは。i-consulting officeの田中です。
今夜は特に寒いですね。
私の家は少し山の上にあるので、
多分2,3度気温が低いのかなと思います。

そんな秋も深まる今日このごろ、
先日私の奥さんが庭師さんを呼んで


自宅の庭を診てもらう(コンサルティング?)という機会がありました。
庭の手入れについてはそんなことも知らんかったんかい!と思う内容も
あると思いますがその辺はご容赦下さい。

当初は対応を奥さんに任せてしまおうと
思って会う気はなかったのですが、
せっかくお越しいただいたので話を聞いてみることにしました。

自宅の庭の課題

自宅の庭の課題は2点
1.夏頃植えた芝の育成状況問題
2.生垣撤去問題

1つ目の課題は庭に植えた芝の定着が悪い。
息子が庭でサッカーをするため、
芝がなくなっている部分もある。これをきれいにしていきたい。

2つ目は自宅の周りを囲む生垣問題。目隠しになるからと
植えてあったのでしょうが、それが虫が寄ってくる原因になったり、
隣の家まで枝葉が侵入しそうになるため剪定しないといけないなど、
結構面倒な状況。
ついでに言えば、最近の住宅は生垣や目隠しレベルのフェンスは
していないらしい・・・※1
そのため、我が家も生垣の存在意義はあるのか?という状態

※1ちなみに最近、生垣とかフェンスを作らないのは、防犯の意味もあるとか、
泥棒が入るのは外から中をのぞくことができない家という話。
これも奥さんから聞いて初めて知った。無知な自分・・・。

そこで、これらを解消するにはどうするか?
費用は?日数は?ということで庭師さんに来てもらうことに!

コンサル!?(庭師さん)登場

というわけで庭師さんの登場です。
幌付きの軽トラで好々爺といった風情のお爺さんが奥様とともに御来客。
早くも”あん広報室長”が「ふん、ふん」と勢いよくにおいを
嗅ぎはじめると同時にしっぽもふりはじめる。
そこから、庭師さんの足元をずっと密着マークして離れないという
最上級の待遇でおもてなし!社長(飼い主)の「離れなさい!」と
言うことも聞かない。命令伝達系統が機能せず、組織崩壊か?
しかし、庭師さん側はまったく微動だにせず!
どうやら、犬は好きでも嫌いでもない様子😅・・・。

庭師さんはじっとあたりを見ている・・・。
まずは芝、観賞用の庭木等々
じっとあたりを見ている・・・。

あっという間に弱点を見抜かれる!

コンサル!?(庭師さん)からの指摘

結論からいうと庭の手入れをしてなさすぎるという話なのですが、
まずは、
1.芝問題
庭の芝生を見て芝が長すぎる、
手入れしてないでしょ?と見抜かれる・・・。
芝が長すぎると、庭師さんいわく根っこに栄養が行かないから
芝が値を貼って定着することができないんだ
と。
芝を短く刈り込むことで根元に栄養が行くようになり
庭にきちんと根っこが貼っていくんですよと教えを受ける😨

2.生垣問題
こちらはある程度想定通りでしたが、やはり最近の庭に生垣は少ないと。
どの家も生垣やフェンスなど作らずにオープンにしているとのこと。
植木屋さんがいうには自分たちがやると数十万かかるから、
旦那が頑張って切っていったほうがお金はかからないよと。
自分たちのもうけを考えないアドバイス!😰

3.さらに自分たちの課題設定外からの指摘が!
庭にある観賞用の木を見て、枝ぶりが悪い!という指摘、
きちんと枝葉を切っておかないと、生育が悪くなるとのこと。
具体的にこの辺を切っておきなさいと。
この間わずか15分ほどで我が家の庭の手入れの悪さが
暴かれるという始末。😢

あかん、無知すぎる!

しかし、私は学びました顧客が知らない内容を知っているという
この情報ギャップはここまで威力のあるものなのか!と。
植木屋さんはこの日は我々に売り込みをすることなく、
ただ、アドバイスをしに来ただけ。
しかし、私たち夫婦はもし依頼するとしたらあの植木屋さんだねと
あっさり心を掴まれたのでした。

前日談があったりする。

実はこれには前日談があり、某ホームセンターに庭のフェンス設置の
見積を依頼するために来ていただいたところ、
「どれがいいですか?これなら、○○円ですね。」
で終わったとのこと。
奥さんとしては、今時のおうちは”こんな色がはやりですよ”とか、
”もっとこうしたらいいのではないですか?”とか提案を待っていたのに、
ただ、見積もるだけ。
この話を聞いていただけに植木屋さんの対応は雲泥の差を
感じてしまう。

提案する人しない人

植木屋さんとホームセンターの対応の例、両極端ではありますが、
提案できる人と提案できない人ではだいぶ印象が違うなと思いました。
人は迷うと誰かに相談したいもんだと
その道のプロを自負する人なら猶更、話を聞いてほしいし、
話をしてほしいと思うもんだなと。
そこできちんと話ができたり、話を聞いたりできるかで
この人に頼みたいと思わせるんだなと改めて思った次第です。

わかっちゃいたことだけど、植木のプロとのほんの数分の会話で、
いろいろと考えさせられたという話で本日のブログは終わります。
ありがとうございます。