【2019年11月21日】商店街の未来をカタリアウ(イベント参加)No22
![看板](https://i-con-office.com/wp-content/uploads/2019/11/11月15日商店街の未来.jpg)
おはようございます。i-consulting officeの田中です。
先日参加したイベントが面白かったので備忘録がてら記そうと思います。
11月17日日曜日
福岡市が主催する「商店街の未来をカタリアウ ヒトツキ」
というイベントに友人の紹介で参加してみました。
やはり、中小企業診断士という立場から考えたら、商店街の活性化という
内容は頭に置いておくべテーマだと考えたからです。
ちなみに診断士の試験にも時々登場してたりします。
それでは、このイベントについて書いていきます。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/c-syogyo/business/syoutengainomiraiwokatariauhitotsuki.html
商店街の未来をカタリアウヒトツキとは?
11月17日から毎週1回、1か月にわたり
”商店街”に対して問いかけ、そして商店街の課題から未来に
ついてカタリアウというイベント。
福岡市経済観光文化局 総務・中小企業部地域産業支援課が主催?
11月17日のゲストは商店街を実際に再生させた人だったり、
商店街再生を生業にしている人だったり、いわゆる商店街の再生に
力を注いできたスペシャリストな人がこれからの商店街について
トークセッションを行ったり、来場者が少しワークしたりという内容。
別の言い方をすると、失われた○○年と言われる年数をそのまま
その○○年通りに過ごしてきた商店街の未来をどう考えるのか?
というのがこの集まりのテーマらしい。
ワールドカフェ形式?は初めて聞いた。
【3分でわかる】ワールドカフェとは? 手法を図解! カフェ的会話の意味と目的
何やら私の知らない形式でコトが進む様子。
少しワクワクしてくる。
福岡市の商店街の状況とは?
ここで少し中断ですが、福岡市の商店街の状況について
少し記しておきます。
福岡市はいわゆる協同組合や商店街振興組合、任意の商店街や
連合組織も含めると138の商店街があるらしい。
しかし、意外にも空き店舗は少なく、若返りもできつつある
地域であるとのこと。
もちろんながら、福岡市の地域にもよると思います。
尚、福岡市の職員さんに、ここ10年ぐらいで商店街として
新規登録されたところはあるのか聞いたところ、
テナント会※が中心で新規の商店街はなく、どちらかという
解散の流れだとのこと。
※テナント会とは百貨店やショッピングモールなどに入っている店舗の集まりなので、
やはり町の個人商店が集合したような商店街とは意味合いが異なりますね。
決して明るい状況じゃない。
これは福岡市に限ったことではないけど。という話。
カタリアウ
いろいろとゲストの皆さんが話してくれたり、
ワールドカフェという流れで話が出ておりました。
自分の中では一番心に響いたというかそりゃそうだよなと
思ったのが、なんだかんだと言って、
個店の強さ!
という話でした。
よくあるある話では、商店街の中にみんなが気軽に立ち寄れる場所を
つくって、そこでついで買いを促す。とか、
託児所をつくってお母さんたちに気軽に買い物してもらう環境を~
要するに街のコミュニティの場として活性化させましょうと。
でも、よくよく考えると気軽による前にそこの商店街まで買いに行くか?
という話なんですよね。
そこにしかないものがあるとしても、今の人たちってまずはネットで
探して、それでもなければ買いに行くもしくは見に行くという流れ
ではないでしょうか?でも、まずはイオンとかのショッピングモール
とかに行くのが先なんでしょうね。
なので結局、そのお店自体の魅力がないとお客さんは来ない。
そりゃそうだよな、という話。
![スナックのイメージ](https://i-con-office.com/wp-content/uploads/2019/11/飲み屋風.jpg)
尚、ワールドカフェというやり方で
イベントに参加されている方と
どんどん意見交換したのですが、
おもしろい話だなと思ったのは、
・商店街がスナックのように何でも話を聞いてくれる場になればいい
・日本在住の外国人をターゲットにするという考え方
商店街スナック化は私の考えに近いものがあるのですが、
スナックのママさんのようにいろいろ話ができて、
ついでのように買い物するというイメージ、なんなら、
そのママさんが隣の店もいいもの置いてるよと言えば、
お客さんもママさんが言うなら・・・と買いに行ってしまう
という作戦。要は買うものは決めていてもその中のどれを買うかは
人の意見を聞いてしまうという話。
![外国人の飲み会](https://i-con-office.com/wp-content/uploads/2019/11/外国人女子会.jpg)
外国人ターゲットは地域は限られるとは思いますが、
ハラルフード店とか韓国料理店とか、地域に住む外国人向けに
いろいろその出身地域の流行ものが置いてあるとか、
その国がブームになれば日本人も客として流れてくる。
もしくは、日本人と外国の方との交流も深めて、
消費とコミュニティを両立させるとか?という作戦。
横浜の中華街とか東京の新大久保みたいなイメージになるんかな?
個人的にはラテン系の人とか街を盛り上げてくれそうという
ただのイメージ。
それでも、活性化してない商店街が今から活性化するというのは、
なかなか単純ではないんでしょうね?
私の考え
商店街の活性化という視点で私個人の意見としては、
もう神様(カリスマ)を作るしかないのかなと考えました。
今の世の中で言うと、ホリエモンとかキングコングの人とか、
彼らのコミュニティはでかすぎますが、小さいコミュニティでも
いいのでそのなかで教祖になり、消費を回すという考え。
例えば、肉のカリスマ(○○さん)みたいな人になって、
この人に聞けば”今日の晩御飯のお肉料理がすべて解決”みたいな、
そういう人が商店街に一人いて、この肉に合わせるなら隣の八百屋の
大根がいいよとか一言いうだけで人はそこに買いに行くのでは
ないでしょうか?
私自身もやってしまうのですが、何か商品を買おうと思った際に
現代はあまりにも選択肢が多いので、結局、この人が進めるならとか
カリスマ的な人のブログを見て買ってしまうことが多々あります。
そんなカリスマが商店街にいて、信者が100人でもいれば
そこから波及するのでは?と。そんな人が二人いれば200人の信者、
10人いれば1,000人の信者となり、そのコミュニティの中で
消費を回すようにできないか?という考え。
これも結局、個々の店舗の強さ(魅力)がベースでは
あるんですけどね。
でも、このイベントは答えを求めるイベントではなく、
カタリアウことが目的らしいので正解はありません。
でも、こういう明確な答えがないイベントもたまにいいなと
思った次第でございます。
というところでこの辺で本日のブログは終了しておきます。
このイベントは4週にわたって続くらしいので、また書きます。
もし、これを読んで参加してみようかなと思う方は下記リンクから
申込できるかと思います。ありがとうございました。
https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/c-syogyo/business/syoutengainomiraiwokatariauhitotsuki.html